二十五歳の会社員の男性です。いま悩んでいるのは、つきあっている女性から結婚をほのめかすような情熱的なことを言われてしまったからです。つきあっているという言い方は適当ではないかもしれません。というのも自分としては本当に恋愛感情ぬきの、悪くいえば同情の気持ちが少し、あとは友情しかいだいていないからです。その女性は、大学時代の二年先輩で、体が弱くあまり外を出歩くことができません。そういうこともあり、たまにお茶や食事に誘ったりするだけで手を握ったことさえありません。まして「好きだ」「交際しよう」といったことなど……。けれど、彼女はどうやら恋人という定義で私を見ているようです。実際、きらいなのではないのですが、あまりはっきり「結婚する気はない」と言うと彼女を傷つけてしまいそうなのです。
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〈回答〉あなたが書いておいでのとおり、「結婚する気はない」と、はっきり宣言すれば、たしかに彼女を傷つけることになるでしょう。しかし、このまま、あいまいな、あるいは思わせぶりな態度をとりつづけ、あげくの果てに、あなたに恋人ができたり、あなたが他の女性と結婚したり、となったら、もっともっと深く彼女を傷つける結果となります。それゆえ、一日でも早く、態度を鮮明にすべきです。「同情の気持ちが少し」とも書かれていますが、同情がやがて愛情に変化して行くという心の動きは、あり得ます。そのような経過で夫婦となり、幸福な家庭を営んでいるケースも、ないではありません。ここで真剣に自分の心を見つめ、きびしく自問自答してください。内奥の本心はどうなのか、しかと見きわめるのです。そして、「どう内省しても愛情とは異質だ」という結論に達した場合には、ためらわずに彼女に告げることが必要です。

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